天神でちょっと用事があるついでに、マイナンバーカードの手続きもできたら助かる。そう思いながら、「でも混んでそうだし、予約がいるのかどうかも分からない」と、後回しにしている方は多いのではないでしょうか。
地域情報メディア『天神まちログ』エリア担当ライターのユカリです。天神まわりを歩く機会が多いので、アクロス福岡の存在はなじみがあります。「どこにあって、いつ行けばいいか」が分かれば、思ったより動きやすい場所です。
この記事では、福岡市が天神のアクロス福岡3階で運営している臨時交付センターについて、どんな手続きができるのか、予約は必要か、混雑を避けるコツ、注意したいこと、の順で整理します。
天神のアクロス福岡3階にある窓口です
福岡市マイナンバーカード臨時交付センターは、中央区天神のアクロス福岡3階(西館)に設けられています。地下鉄天神駅の16番出口からは地下通路で直結していて、地上に出なくてもアクセスできます。
平日は月・火が休みで、水・木・金の昼12時から夜8時まで開いています。土・日は9時半から17時半まで。区役所窓口が閉まっている時間帯に動けるのが、この場所の使いやすさです。
ここでできる手続きと、できない手続き
「なんでもできる」と思って行くと、意外と対応していない手続きがあります。事前に把握しておくと安心です。
- できる手続き
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マイナンバーカードの受取り(初回・再交付・有効期限更新)、申請サポート(写真撮影含む)、電子証明書の新規発行・更新、暗証番号の初期化・再設定、券面の氏名・住所変更
- できない手続き
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健康保険証利用の申込み、公金受取口座の登録、顔認証マイナンバーカードへの切替、国外転出者向け各種手続き
健康保険証の利用登録や公金受取口座の登録は、各区役所か市役所1階ロビーの「申請出張サポート」窓口で対応しています。臨時交付センターに行ったのに、目的の手続きができなかった、ということになりやすいので、事前に確認しておくと無駄がありません。
電子証明書の有効期限が5年というのは意外と短い
マイナンバーカード自体の有効期限はカード発行日から10年(18歳未満は5年)ですが、電子証明書の有効期限は年齢に関わらず5年です。カードがまだ使えると思っていても、電子証明書が先に切れているケースが少なくありません。
窓口が混んでいる背景には、電子証明書の更新が急増していることがあります。2021年前後にカードを作った方の5年更新が今まさに集中している時期です。自分のカードの期限がいつかは、カード裏面か、マイナポータルから確認できます。
予約なしでも来られますが、受取りは別です
電子証明書の更新や暗証番号の再設定、申請サポートは、予約なしでも受け付けてもらえます。ただし「予約優先制」なので、予約ありの方が先に案内される仕組みです。
カードの受取りだけは、完全予約制で予約なしでは対応できません。受取りを希望する場合は、来所希望日の8日前までにインターネットか電話で予約を入れる必要があります。区役所から届いた「個人番号カード交付通知書兼照会書」のはがきが予約時に必要になるので、手元に置いておくと動きやすいですよ。
土日はどうしても混みます。平日夜の方が動きやすい
わたしは行列が長そうだと分かっていると、どうしても足が向きにくいタイプです。それもあって、この情報はかなり参考になりました。
公式の案内によると、平日14時から17時のあいだは比較的空いていておすすめ、とのことです。水・木・金曜日は夜8時まで開いているので、仕事終わりに立ち寄るよりも、少し早い時間帯の方が待ちが少なく済みそうです。土日の午前中はとくに混み合う傾向がある、と考えておいた方がよさそうです。
毎月第3土曜翌日の日曜は申請サポートのみ
毎月第3土曜日の翌日の日曜日は、システムメンテナンスのため「申請サポート(事前予約のある方のみ)」しか対応していません。その日に電子証明書の更新やカード受取りを予定していると、対応してもらえない可能性があります。
行く前に「今週の日曜はどのパターンか」を確認しておくのが無難です。公式サイトの「お知らせ」欄に臨時休業日やメンテナンス日が掲載されているので、予約前に一度見ておくと安心です。
代理人が手続きできる場合とできない場合がある
暗証番号の再設定や電子証明書の発行、券面の変更手続きを代理人が行う場合は、臨時交付センターでは対応していません。これらは住んでいる区の区役所市民課か出張所へ行く必要があります。
カードの受取りを代理人が行いたい場合は、インターネットではなく電話での予約が必要です。092-722-0650(水・木・金は12時から20時、土・日は9時半から17時半受付)に電話して確認するのが確実です。

カード受取りの代理人予約だけは電話じゃないとできないので注意
申請サポートに必要なものを確認しておく
マイナンバーカードをまだ持っていない方が申請サポートを受ける場合、必ず本人が来所する必要があります。15歳未満の子どもの申請は、法定代理人の同行と双方の本人確認書類が必要です。
- 通知カードまたは個人番号通知書がある場合:本人確認書類(A書類1点またはB書類2点)+通知カードなど
- 通知カードを紛失した場合:A書類2点、またはA書類1点+B書類1点が必要
- A書類の例:運転免許証、パスポートなど顔写真付きのもの
- B書類の例:資格確認書、介護保険の被保険者証、年金手帳など
書類が不足していると、申請後に区役所へ再度出向く必要が出てきます。手続きに必要なものは、福岡市の公式ページから最新のものを確認してから行くのがおすすめです。
マイナ免許証について、臨時交付センターでできること
2025年3月24日から、マイナンバーカードに運転免許証の情報を記録する「マイナ免許証」の運用が始まっています。免許証とマイナンバーカードを一体にする仕組みで、希望する方のみ手続きするものです。従来の免許証だけを持ち続けることも選べます。
マイナ免許証に関する手続きは都道府県警や免許センターが窓口となっており、臨時交付センターでは対応していません。「マイナンバーカードと免許証を一体にしたいのでアクロスへ」とならないよう、注意が必要です。詳細は福岡県警察のホームページで確認できます。
今週末に動けそうな方へ、小さな一歩
マイナンバーカード裏面、またはマイナポータルから、カード本体と電子証明書のそれぞれの有効期限を確認します。更新は有効期限の3か月前から受け付けています。
「カード受取り」「電子証明書更新」「申請サポート」で予約画面が分かれています。予約間違いが多いと公式に記載があるので、手続きの種別をはっきり確認してから予約してください。インターネット予約は24時間受け付けています。
臨時休業日やメンテナンス日が入ることがあります。福岡市公式サイトの「お知らせ」欄を来所前に一度確認しておくと、空振りを防げます。
まずカードを手に取って期限を確認するだけでも、次に何をすればよいかが見えてきます。予約は2日前まで受け付けているので、今週中に確認して、来週の水曜以降に動く、という流れなら無理がありません。
天神での用事の前後に立ち寄れる場所というのは、わたしにとってはかなり大事な条件です。アクロス福岡は地下通路から直接アクセスできるので、雨の日でも動きやすい。それだけでも、後回しにしていた用事が少し近づく気がします。
期限が近い方も、まだ余裕がある方も、一度カード裏面を確認してみてください。気づいたときに動ける状態になっていると、それだけで安心です。












